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モルトプレーン 交換

モルトプレーン(モルト)とはカメラの色んな部分に付いている
スポンジの事で、一般的に知られているのは
裏ブタを開けた時、上下の溝に細〜く埋め込むように入っています。
蓋を閉めた時、中に光が入らないようにする為です。
この溝のモルトが劣化しすぎていると、スポンジがネバネバしていたり
モルトがほぼ無くなっている場合もあります。

赤いリード線の横、
縦に長いモルトが取り付けられているのが分かりますか?
カメラの種類によってはこんな所にもモルトが付いています。
モルトプレーンは接着テープが付いているものと、
そうでないものがあり取り付ける場所によって使い分けます。
どちらにしても幅・長さ・厚み等を正確に測らないといけません。

2番目の写真で紹介した縦長のモルトは、
ピンセットで軽く摘まむとポロポロ外れてしまいます。
写真を御覧ください、本来なら長方形であるスポンジが
見事にボロボロです。
これでは光線漏れを防ぐ役割は果たせませんね。

上部カバーを外したところです。
三角屋根(ペンタプリズム)の部分に回路基板があり、
5ミリ四方ぐらいの小さなモルトプレーンが付いています。
これはカバーを被せた時、ショートするのを防ぐ為です。
また、回路基板の横にオレンジ色のフレキ板が付いていますよね。
右側のフレキ板の下にもモルトがあり、
ゴミや埃がファインダー部分へ入るのを防いでいます。