FLEXARET Ⅵ 修理【宮崎県 A，S様】
カメラ修理サービス YCS 代表 吉見 正史様
老眼が入り35ｍｍ一眼レフでは細部なピント合わせもスピーディにできなくなりまして 中判カメラに使用をシフトして数年、個性的な趣きのFLEXARET Ⅵ（チェコ製二眼レフ）を ようやく見つけて購入いたしました。
写り具合はナチュラルでなかなかいいのですが、どうもピントスクリーンがオリジナルの物が 元々暗いうえに、何やら斑文様な物が重なって見えるものですから合焦しずらいので 今回もYCSさんに頼みの綱でお願い致しました。
原因を調べて頂いた処、ビューレンズ（ピントを合わせる為だけの上部レンズ）のコーティングが いびつに剥がれており、それが斑文様状にピントスクリーンに反射していることが判りました。
クラッシクカメラを永く使って行きたい希望をこめ全面改修をお願い致しました。
①ビューレンズのコーティング研磨修理
②ミラーの新規交換
③ピントスクリーンの製造交換
修理泣かせの要求にいろいろとベストな案を算段工夫して期待に応えて頂き、 特に③につきましては規格品が入手できないことから類似品を応用接合できないものか 何度も遣り取りさせていただき解決方法を導き出して頂き本当に有難うございました。
お蔭様で見違えるようにクリアーにピントスクリーンが見えるようになりました。 これでこのカメラの活写能力が向上し息を吹き返しました。
いつもながら献身的に誠実に修理して頂き本当に有難うございました。 これからも愛好家にお力添え頂けば幸いです！
★修理後の状態
*2009/12/06*
【宮崎県 A，S様 FLEXARET Ⅵ修理完了】