Elegaflex 修理【A,S様】
カメラ修理サービス YCS 吉見 様
Elegaflex のシンクロ改造をして頂きありがとうございました。
1940年代後半の国産二眼レフで齢80歳近くカメラです。
数千円で入手したのですがキレの良い描写がとても気に入りました。
この時代のレンズとしては抜群で、
この時代遺産を活かして使って継承していくのも
カメラ好きな者としてある種の責任の想いは半分あります。
Take lensの肩に赤いピンジャックの差込口がありますが、
現行のストロボ用のピンのサイズ規格とは合わないので嵌まりません。
ストロボが焚けますとカメラの発揮領域が格段に拡がりますので、
YCS様に事前相談し委細点検して頂いた処、赤いピンジャックは
旧式の閃光電球のタイプ(F級,M級)のものでシンクロ機構は備わっているので
現行のドイツ式X接点に改造可能とのことで修理をして頂く運びになりました。
改造修理内容
1. タイムラグの調整
2. X接点の増設
3. ラバーの張り替え
4. 旧式シンクロ差込口の閉鎖カバー取付
修理前
修理後
修理前:綺麗でキレのある描写ですが、
惜しいかな自然光のみの撮影に限定されてしまいます。
Film: ILFORD XP2
修理後:ストロボ発光も適正でパーフェクトになりました。
レンズの能力が更に発揮されました。
Filmは微粒子のCine Still 50 Daylight (iso50)を使用しレンズの光の透過性、
カラーバランスを再点検しOK!
自然光もいつも通り凄いです。
御礼まで
*2021/11/30*
【鹿児島県 A,S様 Elegaflex 修理完了】